$HOME が NFS である場合, Excel にて, 「ツール」->「アドイン」でアドインを組み込み, 「ツール」->「分析ツール」の実行時にエラー(化けたメッセージ)が 表示される.
Office アプリケーションを起動するとできる,
/Library/Preference/Microsoft/Office Registoration Cache 11 がうまく作成されないことに起因しているようで, これを削除すればいい.
もしくは,
chown root ~/Library/Preference/Microsoft chmod 555 ~/Library/Preference/Microsoft touch ~/Library/Preference/Microsoft/Office Registoration Cache 11 chown root ~/Library/Preference/Microsoft/Office Registoration Cache 11
をすればいい. ただし,各個人で Office に行った環境設定が, 一部記憶されないことになる.
が,これは現実的ではないなぁ.
以下のスクリプトと Apple Script によるアプリケーションを作成した.
/usr/local/bin/RemoveOfficeCache.sh
#!/bin/bash CACHE_FILE=~/Library/Preferences/Microsoft/Office\ Registration\ Cache\ 11 if [ -f "${CACHE_FILE}" ] then rm "${CACHE_FILE}" fi
/Applications/Microsoft Office/RemoveOfficeCache.app (アップルスクリプト)
do shell sciprt ("/usr/local/bin/RemoveOfficeCache.sh") display dialog ("MS Office のキャッシュを削除しました.")
これを,別名で保存からアプリケーションバンドルで保存し, できあがった .app ファイルの Contents/Info.plist を編集する. (English の部分を Japanese に変更)
<key>CFBundleDevelopmentRegion</key> <string>Japanese</string>
/etc/login.sh に
sh -c $1 /usr/local/bin/RemoveOfficeCache.sh
の行を追加
弊社情報にて、同様の事例情報がひとつ確認できました。
このケースでは弊社 US や Apple 社を交えて調査・検証をしたようですが、 結論としては、Mac ユーザーのホームディレクトリが NFS サーバー上にある場合、 何らかの理由でフォントキャッシュがダメージを受けることで、 今回の Excel のような現象が発生するとのことでした。
Microsoft の見解としては、そもそも NFS 上にホームディレクトリがある場合を 想定したテストは行っていないため、 その意味で "Not Support" ということになります。
残念ながらこれ以上の情報は弊社からお伝えできませんが、 実際の運用環境では何らかの回避が必要かと思います。
現在のように Cache を毎回削除するのはご面倒かと思いますので、 それ以外の方法となると、ホームディレクトリをローカルにする or 関連する一部のフォルダだけローカルに移すなどが可能であれば、 ひとつの Workaround となるかもしれません。 このあたりの方法や対策については、(方法があるとすれば) Apple 社側 で持っているかと思いますので、ご確認を頂くとよいかもしれません。
やる気ねえ.