Solaris10 の Recommended Patch Cluster に含まれるパッチ 118833-36 はとんでもない.
システムのかなりの部分のファイルを書き換えるので注意が必要と いうだけでなく,Fire T2000 では起動しなくなった. このファイルは,2ch などでも危険なパッチだという書き込みがいくつかあった.
Patch 118833-36 の README の NOTE 75 に T1000/T2000 にこのパッチを あてる場合は,パッチをあてる前か後に 124327-03(or greater)をあてるように書いてある. なので,118833-36 の前に 124327-03 をあててみたが,結果は同じ.
T2000 用のファームをアップデートしてみるとどうか.
http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102840-1
T2000 用のファームをアップデートしてみるとどうか.
外部シリアルデバイスがつながっているとブートしない. (UPS がつながってる!!)
Patch 126303-02 をあててみるとどうなるか.-> Patch 120011-14 に置き換えられた.-> が,120011-14 は Bad Patch である 119254-42 に依存しており, 適用できない.
http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102893-1&searchclause=118833%2420%2420T2000
2007/10/31 時点の Recommended Patch Cluster で行う. 結果的には,うまくいったが, 最新の Recommended だけではだめで,古いパッチが必要となる.
1) Recommedned Patch Cluster を展開しておく. そして,patch order から 119254-44 ははずしておく. これは,現時点(2007/10/31)で Bad Patch だからである. (このパッチをあてると,patchrm が一切できなくなる.Bug-ID: 6606290, 119254-50 で直ってるようだ. )
2) 一旦,電源まで落とし,UPS をつないでいるシリアルケーブルを抜く.
3) シングルユーザモードで起動する.
4) Recommended Patch Cluster をあてる. 一回目に 118833-36 があたる. (繰り返すが,119254-44 はあてるな)
5) 一度,再起動し,シングルで起動しなおす.
6) 再度,Recommended Patch Cluster をあてる. 118833-36 に依存関係があるパッチがあたる.
7) 再度,再起動し,シングルで起動しなおす.
8) 古い Recommended Patch Cluster (2007/07/30 ころ) から 126303-02 を取り出し,それだけを適用する.
9) みたび再起動.
10) またまた,電源を落とした後, シリアルケーブルをつないで,起動.
で完了.