showenvironment | ハードウェアの状態チェック |
setsc sc_powerstatememory true | 電源断後の復電で電源が入るように |
showsc version -v | ファームウェアのバージョン表示 |
showhost | ファームウェアのバージョン表示 |
showkeyswitch | バーチャルキースイッチの状態表示 |
setkeyswitch -y nomal | バーチャルキースイッチの LOCK をはずす |
setkeyswitch -y locked | バーチャルキースイッチを LOCK する |
setkeyswitch stby | バーチャルキースイッチをスタンバイにする.電源を切る. |
poweron -c | 電源投入後コンソールモードに移る |
flashupdate -s 127.0.0.1 | sysfwdownload でダウンロードしたファームからファームウェアをアップデートする |
http://www.zazzybob.com/tips.php?type=view&tip=0122
sun4v アーキテクチャの Solaris10 には scadm コマンドがない.
それゆえ,ALOM のパスワードを忘れてしまってリセットするには, 管理用シリアルケーブルを接続する必要がある. (で,ターミナルソフトでコンソールに接続)
警告: この手順を踏むことで NVRAM の設定内容を消去することになるが, それしか方法はない.
T2000 を init 5 でシャットダウンし,すべての電源ケーブルを抜きます. そして,5秒以上そのままにした後,ケーブルを差します.
シリアルコンソールで ALOM の初期化フローを見つづけ, 次のような表示が出たら「ESC」を押します.
Boot Sector FLASH CRC Test Boot Sector FLASH CRC Test, PASSED.
ALOM <ESC> Menu: の行が表示されれば成功です.
ALOM <ESC> Menu e - Erase ALOM NVRAM. m - Run POST Menu. R - Reset ALOM. r - Return to bootmon. Your selection:
最初に「e」を押し,ALOM の NVRAM を消去します.
ALOM <ESC> Menu e - Erase ALOM NVRAM. m - Run POST Menu. R - Reset ALOM. r - Return to bootmon. Your selection: e ALOM NVRAM erased.
それから「r」を押して,ALOM をブートさせます.
ALOM <ESC> Menu e - Erase ALOM NVRAM. m - Run POST Menu. R - Reset ALOM. r - Return to bootmon. Your selection: r
ALOM が起動してくれば,「admin」でログインします. パスワードはいりません.
sc>
パスワードを再設定します.
sc> userpassword admin
そのあと SC を再度設定する必要があります.
sc> setupsc
著者はこういったことを防ぐために,いつももうひとつの管理者ユーザを 作っています.
sc> useradd kevin sc> userpassword kevin sc> userperm kevin cuar sc> usershow
コンソールにアクセスできることがチェックできたら完了です.
sc> logout ..login.. sc> poweron sc> console -f
Tシリーズサーバの保守 LED(三角に[!]マーク)がオレンジ点灯している場合, サーバがハードウェアエラーを検出している.
エラーの内容を確認するには,SC コマンドにて以下のようにエラーを表示させる. (ILOM のコマンドでの表示方法もあると思うが,よく知らない)
Integrated Lights Out Manager Version 3.0.10.1 r53993 Copyright 2010 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Use is subject to license terms. sc> showfaults -v Last POST Run: Sun Feb 10 03:12:30 2012 Post Status: Passed all devices ID Time FRU Class Fault 1 Mar 02 04:10:02 /SYS/MB Host detected fault MSGID: FMD-8000-11 UUID: xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx sc>
上の例では,「FMD-8000-11」がメッセージ ID, 8桁-4桁-4桁-4桁-12桁の16進数の文字列が UUID というイベント ID.
このうち,メッセージ ID をハードウェアサポートに伝えればいい.
以下の手順で Solaris OS 上から先にエラー情報のクリアをする.
サポートの方の話によると ALOM 上のエラー情報を先にクリアすると, Solaris 上のエラー情報との不整合が生じ, ALOM上に再度エラーが通知される場合があるとのこと.
また,Solaris 上のエラー情報をクリアせずに OS の再起動を行うと, エラー情報が残っているため,再起動時に同様なメッセージが出力されるとのこと.
(1) Solaris 上で fmadm コマンドを使い,エラー情報をクリアする.
# fmadm repair xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx 「xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx」の部分は,UUID(イベント ID).
(2) ALOM 上で clearfault コマンドを使い,エラー情報をクリアする.
sc> clearfault xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx Clearing fault from all indicted FRUs... Fault cleared. 「xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx」の部分は,UUID(イベント ID).
なお,エラー情報クリア時, MSG-ID が "FMD-8000-4M", "FMD-8000-6U", "FMD-8000-0W" などの メッセージが ILOM コンソール上に表示されることがあるが, この MSG-ID はハードウェア障害を示すメッセージではなく, システムが正常状態になった事を通知するイベント情報だとのこと.