Sun 関係覚え書き

Sun のマシンは, キーボードをつながずに起動させるとシリアル(ttya)がコンソールとなって起動する. その際に,設定しておけばいい事項をあげる.

Break 信号を受け付けないように

PC をシリアル端末に使う場合, その PC の電源があがる時や落ちる時にシリアルに Break 信号が送られて, Sun のマシンが ROM プロンプトに落ちてしまう. 最悪,フリーズしたような状態にもなってしまう.

これを回避するために,Sun 側で Break 信号を無視するように設定する.

それには,/etc/default/kbdを 編集し,

#KEYBOARD_ABORT=disable

の行のコメントをはずす.

KEYBOARD_ABORT=disable

その後 kbd -i というコマンドを実行しておく.

シリアル端末のターミナル設定

シリアルコンソールはデフォルトのターミナルタイプが sun になっている. そうすると TeraTerm なんかで接続するときにいちいち

# TERM=vt100;export TERM

などをしないといけない.

めんどくさいので,デフォルトを vt100 にしておくための方法.

/etc/inittabというファイルの最後のあたりに,

co:234:respawn:/usr/lib/saf/ttymon -g -h -p "`uname -n` >折り返し
 console login: " -T sun -d /dev/console -l console -m ldterm,ttcompat

といった行があるので, "-T sun" の部分を vt100にしておく.

co:234:respawn:/usr/lib/saf/ttymon -g -h -p "`uname -n` > 折り返し
 console login: " -T vt100 -d /dev/console -l console -m ldterm,ttcompat

Solaris 10では

Solaris 10 では SMF が init を内包してしまっているので, /etc/inittab に上記の行はない.

で,どうするかというと,/etc/inittab のコメント行に書かれているように

# svccfg
svc:> select system/console-login
svc:/system/console-login> setprop ttymon/terminal_type = "vt100"
svc:/system/console-login> exit

というふうな設定をすればいい.


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Last-modified: 2006-08-20 (日) 13:50:08