#author("2020-05-31T00:00:54+09:00","default:tanak0to","tanak0to") #author("2020-06-06T18:25:28+09:00","default:tanak0to","tanak0to") RIGHT:[[Linux 関係覚え書き]] *LVM ディスクのリストア [#q76e043c] システムパーティションを LVM で組んでいた場合に, システムを dump/restore するには通常より余計な手順が増える. 1) rescue モード(miniroot) 起動 boot: linux rescue 2) ファイルシステムを /mnt/sysimage にマウントするか聞かれるが, 「はい」としてもマウントできない. 3) miniroot のシングルユーザモードになってから,以下のコマンドを実行し, LVM をアクティベートする.(LVM が壊れずに残っている場合) # lvm vgchange -ay 4) もし,LVM が壊れてしまっている場合やディスクを交換した場合は, パーティション作成からやらないといけない. 4-1) パーティション作成 # fdisk /dev/cciss/c0d0 -/boot は ext3 で作成する -残りは LVM 領域とするので,タイプは 8e 4-2) LVM を作成する # lvm pvcreate -ff /dev/cciss/c0d0p0 # lvm vgcreate VolGroup00 /dev/c0d0p0 # lvm lvcreate --size XXXG --name LogVol00 (システム領域用) # lvm lvcreate --size XXXG --name LogVol01 (swap 用) vgdisplay で割り当てサイズが分かるので,PE サイズと FreePE の数を掛け合わせれば, 残り全部の空きサイズが分かる. 4-3)ファイルシステムを作成する # mke2fs -j /dev/VolGroup00/LogVol00 # mkswap /dev/VolGroup00/LogVol01 5) 後は,ファイルシステムをマウントして,リストアする. その後の,grub なども忘れずに. ---- *LVM ディスク拡張 [#o02745cf] 仮想マシンで,システムディスクの容量を大きくした場合の論理ディスク拡張. 参考: http://aoishi.hateblo.jp/entry/2017/11/03/114137 Hard disk を 100GB から 800GB に変更し,/home パーティションを拡張する. (1) 仮想マシンを停止 (2) vSphere Web Client から設定の編集で, Hard disk を 800GB に変更 (3) 仮想マシン起動 (4) # fdisk -l /dev/sda ディスクが追加されていることを確認. また, スタートセクターをメモ. #pvs #vgs #lvs で LVM 情報をメモしておく. (5) パーティション拡張 # fdisk /dev/sda p でパーティション確認.ex.) /home パーティションが含まれる LVM は sda3. sda3 の開始セクターを記録しておく.(ex. 3328000) d で sda3 を削除 n -> p -> 1 First sector: 3328000 Last sector: 1677721566 で新規パーティション作成 Partition #3 contains a LVM2_member sigunature Do you want to remove the signature? [Y]/[N]: N p でパーティション確認 t -> 31 でパーティションタイプ設定 Linux LVM p でパーティション確認 w で書き込み 6) 再起動 # rebooot 7) # df -h でパーティションがマウントされていることを確認. 8) LVM の現状 PV 確認 # pvscan 9) 物理ボリューム確認 # pvs # pvresize /dev/sda3 # pvs 空きが 700Gであることが確認できた. 10) ボリュームグループ確認 # vgs -VSize が変わっている -VFree 798.41g (空き 700GB) 11) 論理ボリューム拡張 # lvextend -l +100%FREE /dev/mapper/rhel_home # vgdisplay -v # vgs -VFree 0 (空き 0byte) になってる # lvs 拡張されている 12) ファイルシステムの拡張 # df -h で拡張前の確認 # xfs_growfs /home # df -h 拡張されている 13) 念のため,再起動 ----